【個別指導塾講師の質】誰でもできる仕事?

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質の悪い講師もいるの?誰にでもできる?

たまにネットで見かけるんです。
個別指導の塾講師は誰でもできる!とかいう話。

実際今ある個別指導塾の多くは人材不足で、
多少難ありな人を雇わざるを得ない場合も確かにあります。

しかし!想像してみてください。


変な講師雇ってしまった後のことを。

授業する
 ↓
「わかりにくい」と言われる
 ↓
時間かけて教育しなおす
 ↓
それでも成果が出ない
 ↓
塾の評判が落ちる
 ↓
授業持たせられない
 ↓
仕事なくなって辞めていく

こんな流れで結局できない講師は淘汰されていくのです。

つまりある程度長くいる講師はしっかりしている人が多いと思います。

しかも経験を積むほど指導力が高まります。

担当講師の指導に不安を感じることがあれば、指導歴や経験を聞いてみるのもよいでしょう。

経験を積んだ講師は生徒の表情から理解度を判断できますし、生徒のレベルに合わせて問題を選定するという技術も身につけます

これらは決して誰にでもできる仕事ではありません

また、「学歴が高い=質が高い」は成り立ちません

(多少の相関はあるかな~くらいの感覚です。)

実際偏差値50以下の大学生が講師として非常に有能な場合もあります。

ポイント

質の悪い講師もいるかもしれないが、そういう人はすぐに辞めるので多くはない

・講師として成績を伸ばすのは誰にでもできる仕事ではない

・高学歴なら質が高いというわけではない

「誰がやっても同じ指導」になるシステム

大手の個別指導塾においては「講師により提供するサービスが異なる」という状況を嫌います。

ファミレスチェーンで、店により味が異なるのが困るのと同じです。

そのため、
・研修システム
・授業進行マニュアル
・テキスト

などを工夫することで、そのような差が生まれないようにしています

例えば「フォレスタ」という塾専用テキストはよくできていて、人によって指導の仕方が変わらないように作りになっています。

(フォレスタはM塾さんが作っているのですが、そのライバル塾でも多く使われています。)

地域の講師を一斉に集めて全体で研修を行う塾もありますし、教室単位でも定期的に研修を行い、講師の質を保つようにしています。

このような運営側の努力により、基本的には講師による差があまり出ないようになっています

そのようなシステムがない塾は講師に丸投げですので、講師の質によって全く成果がでない場合があります。

ポイント

研修やテキストの工夫により、誰がやっても同じ授業が提供される。

ただし、そういうシステムのない塾だと講師の質に差が生まれる。

それでも出てくる違い

上述のとおり基本的には差が生まれにくいのですが、実際のところ違うこともあります。

同じように行動していても一部が人気のある講師成果を出せる講師となるのです。

これらの講師は普通の講師と何が違うのか。


「高学歴のハイスペック講師なんでしょ?」って思った人もいるかもしれませんが、そうではありません。

個別指導塾のエース講師となる人物は他の講師と何が違うのか。


意識が違います。

「時給いいから塾のバイトしよ!」としか思っていない講師は生徒のためを思う気持ちが足りず、最善の指導が何かを考えることもせず、行き当たりばったりの指導になることがあります。

一方意識の高い講師(責任感の強い講師)は何とか成果を出そうと根気よく働きかけますし、長期的な視点も持って指導していくことができます。

同じことをやっているようでも、この意識の違いによって長い目で見ると大きな差が生まれることがあります。

コミュ力も違います。

明るく楽しく、生徒を引き付けることができる講師も強いですね。

成果が出るための条件の一つに、「どれだけ生徒から信頼されているか」があります。

信頼していない人からのアドバイスを受け入れにくいのは当然ですよね。

エース講師はこの「信頼される」のが上手なんです。

中学生くらいだと思っていることをうまく表現できない場合も多いのですが、上手な講師は表情などから汲み取って共感することができます。

そして改善のための指導が必要なときも「どういう言い方をしたら生徒が傷つかず効果的か」を考えて言葉を選ぶことができるのです。

明るい講師は生徒を楽しい気分にさせ、「塾楽しい」→「勉強楽しい」という良い循環を生み出すこともできます。

教育によりそのようなコミュ力を高めることはある程度まではできるとは思うのですが、性格的なもの、それまでの人生の積み重ねによるものであるため短期での変化は難しいのです。

塾長の立場としても、そのような意識高い講師、コミュ力高い講師が応募してくるとナイス!って思います。

でもそれは運です。

みなさんが通っている塾や通うか迷っている塾にそのような講師がいるかどうかは運次第です。

そのような講師に出会えるまでいろんな塾を探すのもアリかもしれませんが、大体そういう講師の枠は既存の生徒で埋まってしまっています。

ポイント

同じように研修しても、意識の高い講師やコミュ力の高い講師は成果を出しやすく人気もある

質が不安なら納得いくまで受けてみるべし

ここまで「当たりハズレはあるもしれないが、普通の塾では質を均一に保つ努力をしている」という話をしました。

入会前の面談で塾のシステムに納得し、教室責任者を信頼できるようであれば任せてみてもいいでしょう。

悩むようでしたらぜひ体験授業を受けてみてください。

そのときの注意点。

入会したら担当になるであろう講師で体験を設定してもらいましょう

新規生徒獲得に必死な塾では、体験だけエース講師で、入会後は別の講師になることもあります。

せっかく講師の質に納得して入会したのに、短期間で退会することにもなりかねません。

一人の講師で体験してみて不安を感じたら「別の講師でも体験できますか?」って聞いてみてください。多くの塾では受け入れてもらえるでしょう。

ということで結論。

ポイント

講師の質は塾のシステムや講師の意識によって異なるので、受ける側の生徒・保護者がしっかりとそれを見極めて、任せられるかどうかを判断することが必要!

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