【塾講師アルバイト採用・不採用実例集】こんな人が落ちます

塾の仕事

こんにちは!個別指導塾の現役塾長です。

このページでは、私が運営する個別指導塾におけるアルバイト講師の採用について、実例をお伝えします。

塾講師バイトに受かった人・落ちた人の事例を解説しますので、これから応募する人や、落ちてしまって原因分析したい人は参考にしてください!

スポンサーリンク

春の講師募集の概要

2021年の春、私の教室では、

・主力だった大学生講師たちが卒業していったこと

・新規入会の生徒が多かったこと

これらが原因で、講師が不足していました。

そこで普段よりも募集にコストをかけ、数名の採用を目指しました。

その結果、5名の応募があり、2名採用となりました。

倍率2.5倍ですね。

ここからは実際に「どんな人が受けにきたか」「結果はどうだったか」について書きます。

Aさん(大学1年生) 結果:採用

【大学偏差値】  60くらい

【文系or理系】  文系

【勤務可能日数】 週3回

【指導可能科目】 英語(大学入試まで)

         数学(数ⅡBまで)

         国語(高校生も一部可)

【採用試験結果】 9割

Aさんの第一印象は「少しカタイかな」という感じでした。

緊張しているのかと思っていましたが、どうやらスムーズなコミュニケーションが少し苦手なタイプのようでした。

質問に対する返答までに間があり、「生徒の質問に対してもこの沈黙が出ちゃうかも」と少し悩みました。

ではなぜ採用を決めたのか。

それは学力です。

採用試験の結果が良く、指導時に知識不足で困ることはないだろうと判断しました。

また経験上、学力の高い人は仕事の覚えも早いので、そこにも期待しました。

Aさんは現在も着実に成長してくれており、授業もうまくなってきています。

合格のポイント

学力が高い人は合格しやすい

Bさん(大学1年生) 結果:採用

【大学偏差値】  55くらい

【文系or理系】  文系

【勤務可能日数】 週3回

【指導可能科目】 英語(大学入試まで)

         数学(高1くらいまで)

         国語(現古は大学入試も)

【採用試験結果】 7割

Bさんは一言でいうとバランス型です。

質問への回答が的確で、学力にも大きな不足はありません。

文系でも高1数学まで対応できるのはポイント高いですね。

少し大人しい印象ではありますが、真面目前向きに働く意欲を見せてくれました。

Bさんはこれからハイレベルな生徒を担当することになったとしても、しっかり準備して授業をしてくれると思います。

合格のポイント

コミュ力・学力・意欲のすべてが一定以上に備わっている人は合格しやすい

Cさん(大学1年生) 結果:不採用

【大学偏差値】  40くらい

【文系or理系】  文系

【勤務可能日数】 週5回

【指導可能科目】 英語(中学まで)

         数学(中学まで)

【採用試験結果】 3割

Cさんは清潔感もあり、第一印象が良かったんです

しかも沢山入れるということで採用の方向で検討していました。

ではなぜ不採用になってしまったのか。

理由は2点あります。

一つは採用試験の結果です。

幅広いレベルの生徒に対応できるだけの学力ではなかったため、生徒を選んで担当してもらう必要がありました。

そうすると、おそらく多くの生徒を担当してもらうことができず、「沢山入りたい」というCさんの希望とマッチしないと判断しました。

もう一つはタイミングです。

Aさんの採用後、Bさんとほぼ同時期にCさんの応募がありました。

Aさん、Bさんの採用を決定した段階でほぼ講師が充足し、当面は講師不足が解消される状況になってしまったんです。

Aさん・Bさんの応募前だったらCさんは採用していたと思います。

不採用の理由

・学力の不足は不採用の要因になる

・タイミングもある

Dさん(60代) 結果:不採用

【大学偏差値】  55くらい

【文系or理系】  文系

【勤務可能日数】 週3回

【指導可能科目】 中学5教科

         高校社会

【採用試験結果】 5割

Dさんは教育関係の仕事をしていて、定年退職後の仕事を求めて来られました。

経験もあり、人あたりも柔らかく好印象でした。

そんなDさんの不採用の主な理由は2つあります。

採用試験の結果

指導経験

この2つです。

指導経験はあったほうがいいこともあるんですが、塾のやり方を身につけようとせずに自己流の教え方になってしまうことがあるのです。

模擬授業をやったわけではないのですが、面接トークの中でそのような雰囲気を感じて不採用を決定しました。

何も知らない未経験者の方が素直に吸収してくれる場合もあるということですね。

不採用の理由

指導経験は時にはマイナスになる

Eさん(70代) 結果:不採用

【大学偏差値】  70くらい

【文系or理系】  理系

【勤務可能日数】 週4回

【指導可能科目】 英数理(大学受験まで)

【採用試験結果】 未実施

Eさんは立派な経歴をお持ちの方でしたが、書類選考で不採用を決定しました。

その理由は主に2つです。

①字が読みにくい

②長期で働くことが難しいかもしれない

私の塾では保護者が読む指導報告書を講師が記入します。

履歴書やそれを送付する封筒の字を見たときに、保護者が読みにくさを感じてしまうだろうと判断しました。

また、70代後半の方だったので、長期で働くことができないリスクも考慮し、不採用を決定しました。

不採用の理由

・字が読みにくいのはマイナスポイント

まとめ

以上のとおり、採用されるかどうかに学力・意欲が関係するのはもちろん、運やタイミングもあるのがお分かりいただけたと思います。

採用されやすいポイント

・学力が高い
・意欲がある
・コミュ力がある

採用されにくいポイント

・学力が不足している
・運やタイミングの要素もある
・字の読みにくさも✖

以上です!

参考になれば幸いです。

タイトルとURLをコピーしました