こんにちは!個別指導塾の現役塾長です。
このページでは、塾講師なら一度は経験したことがあるであろう、
「塾講師あるある」
についてお伝えします。
塾講師の方々、共感してください。
塾講師に興味のある方々、参考にしてください。
制服を着た中学生や高校生を見かけると「知ってる子かな」と思いがち
塾の近くで見かけると担当の生徒だったりすることもあるので、あいさつして軽く雑談したりするんですね。
でも、「ここでは会わないだろ」っていう場所で中高生を見かけた場合にもなぜか「もしかしたら塾生かな」って思っちゃいます。
前を歩く生徒を追い越すときとか、すれ違いざまにジロっと顔を確認したりすると、完全に不審者だと思われちゃいますので、確認したいのをグッと我慢します。
友人や彼女、家族と一緒のときに生徒に会うと、思った以上にアタフタしがち
先生、こんにちは!こんなところで会うなんて奇遇ですね!
えっ?あっ!やっ、やあ。こんにちは。えっ、どうしたのこんなところで?
友達と遊びに来たんです!お隣の方は彼女さんですか?
いや、違うんだって。いや、違わないかも。いや、たまたまそこで偶然ね…
そうなんですね。じゃあまた明日の授業で!
う、うん。それじゃあまたね!
こんな風に、何にも悪いことしていないのに結構あたふたしちゃいます。
教室内では講師としてふさわしい振る舞いを心掛けている分、オフのときはギャップが生じてこのようになってしまうのでしょうかね。
カフェとかで勉強している人の様子や会話が気になりがち
3点の座標から三角形の面積出すのってどうやるん?
うーん、全然わからん。
こんな会話を聞いたりしたら、
あー、きっと「点と直線の距離の公式」覚えてないんだな~
ベクトル使えれば超簡単なんだけどな~
何なら中学生でも解ける方法教えてあげたいな~
とか思っちゃいます。
でも、いきなり教え始めちゃったらやっぱり不審者なので黙って見守ります。
集中して黙々と頑張っている人を見て、心の中で応援することもよくあります。
日常の様々な場面で勉強や授業のことを考えがち
スーパーで「2割引き」とか見ると割合の授業を思い出す
「仕入れ値の2割増しで定価をつけて、定価の2割引きで売ると仕入れ値で売ることになる」とかいうヒッカケに引っかかっちゃう間違い多いんだよな~
こういうこと考えているときの頭の中は線分図です。おかしなヤツです。(笑)
冬に窓際の結露ができると飽和水蒸気量とか露点のことを考える
この窓付近の湿度は100%だな。フフ。
やっぱりおかしなヤツです。
投票にいくと選挙や国会のことを考える
この総選挙のあと30日以内に特別国会が召集されて総理大臣が指名されるんだな。
横文字の言葉を見たり聞いたりすると英語の知識をひけらかしたくなる
例えば「ドンマイ!」って聞こえてきたとする。
Don’t mind.
「気にするな。」か。いい言葉だな。
mindといえば、
Do you mind opening the window?
の意味とか、myが入ったときの意味の違いとか、
不定詞を目的語にとらないとか、
大事なこと満載なんだよな~
こんなこと考えちゃうんです。
これに共感できる人は完全に塾講師の沼にはまっています。(笑)
オリオン座を見つけるとしし座・さそり座・ペガスス座のことも思い出す
オリオン座は春になると夕方に南中するんだよな~。そうなると真夜中にはしし座が見えてね…
夜遅くまで授業の予習をしがち
自分で勉強していた時にはあんまり気にしなかったような細かい内容も、説明できるようにするためにしっかり理解しようとします。
また、「どうやって教えたら分かりやすいかな」とか考えながら予習していると、気が付いたら真夜中だったということもよくあります。
講師やる人は基本的に真面目な人が多いので、
「お金もらって指導するからにはしっかり準備して授業しよう!」
と考えるようです。
「わかりやすい」と言われるとニヤニヤする
先生の授業めっちゃわかりやすいです!
先生のおかげで点数上がりました!
こういうセリフを言われると本当に嬉しいですね。
「講師やっててよかった」と思う瞬間です。
当然ながら常に成績上げようと努力するわけなんですが、「わかりやすい」って言われると「もっと頑張ってもっと点数取らせたろ!」と思っちゃいます。
塾の先生がいつもよりニヤニヤしていたら、きっと誰かに褒められていることでしょう。
初見の問題にハマると変な汗がでる
講師経験が長くなると、パッと見でわからないときの対応の仕方もうまくなりますし、そもそもわからない問題があんまり出なくなるので、変な汗が出ることもなくなっていくんですが、歴が浅いうちは結構経験すると思います。
授業で指導する内容であれば、事前に予習して準備ができるので困ることはないんですが、学校課題をいきなり持ってこられて質問されたりすると焦ることがあると思います。
逆にそういう質問に対してノータイムでバッチリの解説ができたときには
気持ちいい~!
と自分に酔ったりしちゃいます。
ちょっと気持ち悪いですね。(笑)
初対面の人と仲良くなるのが上手
「初めまして」の生徒の緊張をほぐすのも講師の仕事の一つです。
部活何やってるの?
休みの日は何してるの?
好きなアイドルとかいるの?
普段からこういう話し方をしているので、プライベートで初対面の人と関わるときにもスムーズに打ち解けることができます。
でも「仕事だから頑張ってコミュニケーションをとろうとしている」という人も結構いますので、「これには共感できん!」という講師の方たちもいらっしゃるでしょう。
生徒のためにという気持ちが強くなり、それに比例してやりがいも大きくなる
初めは私情を挟まずに機械的に仕事をこなすだけだったとしても、生徒が慕ってくれたり、長い期間担当したりする中で、
この生徒のためにもっと頑張ろう。
と思うことが増えていきます。
私も講師始めたての頃には
「成績上がるかどうかなんて、生徒が努力するかどうか次第じゃん」
って思っていました。
でも今では、
「自分のかかわり方によって、成果の出方は大きく変わる」
と実感しています。
そして、
「自分が努力することで人の役に立つし、もしかしたら人生を変えることもあるかもしれない」
と思うようになりました。
やりがいのあるステキな仕事ですね。
以上、塾講師あるあるでした!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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