教室長の仕事内容【販促・営業編】

教室長の仕事内容

この記事では個別指導塾の教室長の仕事のうち、「販促・営業」について解説します。

今回はその中でも生徒数の増加についてフォーカスします。

塾の教室長をやる前に「勉強を教える気マンマン」だった場合、働き始めてからの営業活動に戸惑うことがあるかもしれません。

これから教室長をやってみようという方は是非お読みいただき、ミスマッチを防ぎましょう!

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塾の教室長は安定運営のために販促活動・営業活動をしなければならない

生徒がいないことには塾で働くスタッフの給与やテナントの賃料など、運営に必要な費用の原資を確保することができません。

力に入れ方には差があるものの、どこの塾でも生徒を獲得するための活動を行います。

・折り込みチラシ
・ポスティングチラシ
・ダイレクトメール
・WEB広告
・紹介促進
・校門前チラシ配布
(・電話勧誘)
(・飛び込み訪問営業)

①折り込みチラシ

最もオーソドックスで、誰にも嫌がられないので、よく使われる手段です。

教室長は「どのエリアにどのくらいの枚数を折り込むか」や「どの日程で折り込むか」を決定します。

この時、在籍生の住所をプロットした地図をもとにエリアを絞り込んだりします。

また、塾のチラシは月曜に入れると反応がいいという都市伝説もあります。

費用対効果はそれほど良くなく、1名入会につき5万~10万ほどかかります。

②ポスティングチラシ

最近新聞を取らないご家庭も増えているので、ポスティングも行います。

業者に頼むこともありますが、ブラック塾だと就業時間外に無給でやらされたりします

③ダイレクトメール

これは「近隣の中学生のいる家庭」など需要がありそうな家にピンポイントで発送することが出来るため、費用対効果は高いです。

大きい塾だと本部が一括してやっていると思いますので教室長の仕事量としては多くありません

小規模塾だと名簿をちょっと怪しい業者から買ったり封入物も自作しなければならなかったりしてかなり大変だと思います。

また、「なんでウチの住所知ってるんだ?」っていうクレームを受けることもあるので、積極的に使いたい方法ではありません。

④WEB広告

まずはホームページです。

教室長は時期に合わせてホームページの内容を更新したり、キャンペーンの告知をしたりします。

どれだけ自由に手を加えられるかは塾の規模やシステムによって決まりますが、定期的に更新している教室は入会率が良いというデータがあります。

2週間に1回くらいの頻度で10分~1時間くらいかけて更新します。

それからGoogle広告なども利用します。

スマホで何か調べてたりする時に出てくるやつです。

「どの辺の地域の人に広告を出すのか」などを考えるのが教室長の仕事です。

⑤紹介促進

「紹介キャンペーン」と掲示物を作って、在籍している生徒に声をかけたりします。

たまにディズニーのチケットなどを割と高価なものを渡している塾を見かけますが、あんまりやりすぎると「もので釣る塾」という印象を与えてしまいます。

1000円~3000円くらいの図書カードやQUOカードを渡すケースはよくあると思います。

仕事としては掲示して声かけるだけなので簡単です

⑥校門前チラシ配布

近隣の学校にチラシを配りに行きます。

下校時が多いと思いますが、登校時に頑張っちゃう塾もあります。

この時は大体消しゴムやシャ-ペンなどとセットでチラシを渡し、受け取ってもらえるようにします。

これもポスティングと同様、ブラック塾だと勤務時間外にやらされることがあります

なかなか受け取ってもらえなかったり、道端に渡したチラシが散乱していてそれを回収しなければならなかったりして辛いときもあるようです。

番外編 電話勧誘・訪問営業

これらはマトモな塾ならほとんどやってないと思います。

教材を何十万で売りつけるような会社が、数打ちゃあたる作戦でガンガン責めます。

こういうことをやっている塾に就職しそうな場合には、是非ともやめておきましょう。

販促・営業で辛いこと

勉強を教えたくて教室長をしている人は、販促しているだけでもツライかもしれません。

さらに前述のポスティングや校門前配布は塾の営業時間外に行うことが多いので、体力的にツライです。

ポスティングはまだ誰にも見られずに黙々とやれるのでいいほうですが、校門前配布はジロジロ見られながらも笑顔で元気に配布しなければならないので、人によってはかなりツライと感じます。

そして何よりツライのが上からの営業圧力です。

今月全然生徒が増えてないじゃないか!

原因は何だ?対策を考えるんだ!

はい、すみません…

明日K小学校に行ってチラシ配布します…

こういうストレスを抱えながら校門前配布などすると病んじゃいますね。

そしてチラシを配布して運よく問い合わせにつながり体験授業に持ち込んだのに、入会に結びつかなかった時には本当にヘコみます。

販促の仕事を極力減らす方法

Google広告や折り込みチラシは結構費用がかかりますのでバンバン使うことは難しいですし、かといって「ポスティングしたくない」「校門前配布したくない」という教室長も多いと思います。

私もその一人です。

そんなにしなくても大丈夫なんです

在籍している生徒に対して質の良いサービスを提供し、実績をあげ、満足度を高めることで紹介だけで生徒を獲得することができるのです。

高い満足度を感じられているご家庭は兄弟姉妹も通わせてくれることが多いですし、ご近所に宣伝してくれることもあります。口コミ最強です

それを意識した運営を続けた結果、私はポスティングは開校時に数回行っただけですし、校門前配布もしたことがありません。

年間の折り込みチラシ枚数も減らして経費削減をすることができます。

ということで結論。

勉強教えるのは好きだけど営業は苦手な人に朗報。
めちゃくちゃ一生懸命勉強教えていれば勝手に生徒が増えていきます!

こちらの記事も参考にどうぞ。↓

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