こんにちは!個別指導塾の現役塾長です。
このページでは、中学社会の地理より、「南アメリカ」について解説します。
後半には復習クイズもありますので、テスト勉強などに活用してください!
南アメリカの地形と気候
①アンデス山脈
②アマゾン川→流域にはセルバ
③パンパ
①アンデス山脈
アンデス山脈は世界最長の山脈です。
一番高い山は「アコンカグア」という、アルゼンチンとチリの国境付近にある山です。
アンデス山脈は環太平洋造山帯に属しているので、このあたりは地震が多い地域ということになります。
造山帯にはもう一つありましたね。
そう、アルプス・ヒマラヤ造山帯です。
この2つはセットで覚えたいところですね。
②アマゾン川、セルバ
アマゾン川は、ブラジルなどを流れる世界で最も流域面積の広い川です。
河口付近に赤道が通っていることは覚えておきたいですね。
そしてアマゾン川の流域にはセルバという熱帯雨林が広がっています。
とても広い熱帯雨林なんですが、近年では森林伐採や焼畑農業によって減少が進行しています。
③パンパ
アルゼンチンとウルグアイの間にはラプラタ川という川が流れているのですが、この川の流域にはパンパという草原が広がっています。
アマゾン川流域⇒熱帯
ラプラタ川流域⇒温帯
南部の大部分⇒乾燥帯
アンデス山脈⇒高山気候
マナウス(ブラジル)が熱帯で、ラパス(ボリビア)が高山気候です。
ラパスは割と赤道に近いので気温の変動の仕方はマナウスに近いんですが、年間平均気温は18.5℃も違いますね。
このように高山気候は「高度(標高)が上がるにつれて気温が下がる」という特徴があります。
ラパスの雨温図のように、温度があまり変化せずに10℃くらいのところで推移しているグラフをみたら、
「高山気候だ!」
と判断するとよいでしょう。
南アメリカの社会と文化
歴史
先住民のインディオがアンデス高地に「インカ帝国」という国を作っていたんですね。
そこに16世紀初めごろ、スペイン人やポルトガル人がやってきて、インカ帝国は滅ぼされてしまいます。
そしてスペインやポルトガルの植民地とされました。
民族
・メスチーソ
ヨーロッパ系(白人)とインディオの混血
・ムラート
ヨーロッパ系(白人)とアフリカ系(黒人)の混血
言語
ブラジル:ポルトガル語
その他のほとんどの国:スペイン語
これは植民地時代にヨーロッパから移住してきた人の言語が残ったためです。
南アメリカの国々
【ブラジル】
首都:ブラジリア
・面積世界5位
・人口世界6位
・アマゾン川・セルバ
・コーヒー
・鉄鉱石
・BRICS
・メルコスール(南米南部共同市場)
世界の面積ベスト5は、
1位 ロシア
2位 カナダ
3位 アメリカ
4位 中国
5位 ブラジル
人口ベスト5は、2018年のデータだと
1位 中国
2位 インド
3位 アメリカ
4位 インドネシア
5位 パキスタン
6位 ブラジル
コーヒーは、生産量・輸出量ともに世界1位です。(でもコーヒーの原産地はエチオピアですよ)
そして鉄鉱石の生産量は世界2位です(2017年)。
「ブラジルと言えばコーヒーと鉄鉱石!」と覚えましょう。
BRICSというのは、経済の発展が著しい国々をまとめてこう呼びます。
B:ブラジル
R:ロシア
I:インド
C:中国
S:南アフリカ
そしてメルコスール。
アルゼンチンやパラグアイ、ウルグアイなどとともに、共同市場をつくっています。
【アルゼンチン】
首都:ブエノスアイレス
・ラプラタ川
・パンパ
・小麦・トウモロコシ・大豆
・メルコスール
パンパはラプラタ川流域の広い草原です。
【ペルー】
首都:リマ
・かつてインカ帝国が栄える
【チリ】
首都:サンティアゴ
・銅
チリと言えば銅です。世界一の銅生産国です。
そしてめちゃくちゃ細長い国です。
【エクアドル】
首都:キト
エクアドル=赤道
国名はスペイン語で赤道という意味がありその名の通り赤道直下の国です。
バナナの輸出が多い国でもあります。
解説は以上です。
ここからは復習クイズです。頑張ってくださいね!
中学地理 南アメリカクイズ18問
クイズは以上です!