こんにちは!個別指導塾の現役塾長です。
今回は中1社会の世界地理より、アジアに関するクイズを出題します。
下のほうに解説もあり、テスト勉強・受験勉強に役立つ内容となっていますので、ぜひ活用してください!
それでは早速いってみましょう!
解説
【アジアの地形・気候】
・東アジアの西部にヒマラヤ山脈・チベット高原
・東南アジアのメコン川・チャオプラヤ川流域の平野で米栽培
・季節風(モンスーン)の影響を受ける地域で雨が多い
【アジアNIES】=新興工業経済地域
・韓国
・台湾
・香港
・シンガポール
☝これらの地域では近年工業化が進み、加工貿易が発達しています。
加工貿易というのは、原料を輸入し、加工してできた製品を輸出する貿易のことを言います。日本もそうですが、資源のない国で発達します。
【モンゴル】
首都:ウランバートル
・乾燥して草木が多くないため、遊牧が盛ん
・移動式のゲルという住居で生活
【マレーシア】
首都:クアラルンプール
・天然ゴム、油ヤシなどのプランテーション農業
・モノカルチャー経済
・ルックイースト政策
☝プランテーションとは、大規模な農園で特定の商品作物を栽培することを言います。
モノカルチャー経済とは、単一の農産物や鉱産資源の輸出に頼る経済のことを言います。ある作物に依存していると、その作物の価格変動がその国の経済に大きな影響を与えるなどのデメリットがあります。
マレーシアは今モノカルチャーを脱しようと頑張っています。
ルックイースト政策とは、「日本や韓国の真似をして経済発展させよう」っていう考え方です。1981年にマレーシアの首相が提唱しました。
【タイ】
首都:バンコク
・チャオプラヤ川流域で米の二期作
・近年日本企業が進出し、工業化が進む
☝二期作というのは、1年に2回同じ作物を育てることを言います。一方二毛作は夏に米、冬に小麦など別の作物を育てる場合に使います。
【インドネシア】
首都:ジャカルタ
・棚田での稲作が盛ん
・イスラム教信者が多い
・人口約2.7億で世界4位(2018年)
・赤道が通る国
【フィリピン】
首都:マニラ
・ミンダナオ島などでバナナの栽培が盛ん
・キリスト教信者が多い
【中国】
首都:北京
・人口14億以上で世界1位 面積世界4位
・9割以上が漢民族
・北部が畑作、南部が稲作
・経済特区
・華僑・華人
☝経済特区とは、経済の発展のために税を安くするなど特別な地位を与えられた地域のことです。
華僑とは他国へ移住した中国籍の人のことを指し、
華人とは移住先の国籍を持つ人のことを指します。
【西アジア】
・石油の産出量、埋蔵量が多い
・イスラム教
・サウジアラビア、イラン、イラク、クウェート、カタールなどの国
・乾燥帯が多く、遊牧やかんがい農業、オアシス農業
☝原油産出量ランキング(2018年)
1 アメリカ
2 サウジアラビア
3 ロシア
4 カナダ
5 イラン
6 イラク
7 アラブ首長国連邦
8 中国
9 クウェート
10 ブラジル
赤字が西アジアの国ですので、この辺の地域がいかに石油を多く産出しているかが分かりますね。
【インド】
首都:デリー
・人口13億以上で世界2位(近いうち1位になりそう)
・ヒンドゥー教
・カースト制度
・ガンジス川・インダス川
・ガンジス川流域で米、北部で小麦
・デカン高原で綿花、アッサム地方で茶
☝インド半島の西にインダス川、東にガンジス川が流れていますが、インダス川は大部分がパキスタンにあります。「インダスだからインドでしょ」って思ってはいけません。インドを流れているのはインダス川のほんの一部です。
ヒンドゥー教では牛を食べちゃいけないんですが、インドにはイスラム教信者も1億人以上いるので、牛肉の生産量も意外と多いんです。
【BRICS】
B=ブラジル
R=ロシア
I=インド
C=チャイナ
S=サウスアフリカ
☝すごい勢いで経済が発展している国々のグループです。
【アジアの結びつき】
・ASEAN(東南アジア諸国連合)
・OPEC(石油輸出国機構)
・アジアNIES(新興工業経済地域)
・APEC(アジア太平洋経済協力会議)
以上です!参考になれば幸いです。