こんにちは!個別指導塾の現役塾長です。
このページでは中学理科の「人体」より、「刺激と反応」について解説します。
「反射とは何か」
「目や耳のつくり」
などについて理解できます。
解説の後には復習クイズもありますので、チャレンジしてみてください!
先にクイズにチャレンジしたい人は目次からクイズを選んでくださいね。
目や耳のつくり・はたらき解説
目
【目のつくり】
・虹彩(こうさい)
ひとみ(瞳孔)の大きさを変え、レンズ(水晶体)に入る光の量を調整する
・レンズ(水晶体)
光を屈折させ、網膜上に像を結ぶ
・網膜(もうまく)
光の刺激を受け取る細胞がある
目に入ってきた光は虹彩によってその量を調整されてレンズを通過します。
レンズを通った光は網膜に集まり、その刺激が視神経を通って脳に伝わります。
虹彩は、
暗いときにはひとみ(瞳孔)を大きくして光が入ってくる量を増やす
明るいときにはひとみ(瞳孔)を小さくして光が入ってくる量を減らす
というように、はたらいています。
耳
【耳のつくり】
・鼓膜
音により振動する
・耳小骨
鼓膜の振動をうずまき管に伝える
・うずまき管
音の刺激を受け取る細胞がある
神経系のはたらき
【神経系】
・中枢神経
=脳+せきずい
・末しょう神経
=感覚神経+運動神経
・反射
意識(=脳)に関係なく、刺激を受けてすぐに起こる反応
熱いものを触ったときに「熱っ!」と感じたり、何かにぶつかったときに「痛っ!」と感じたりするのは、「熱い」や「痛い」のもとになる刺激を感覚器官が受け取り、その刺激を信号として脳に送るためです。
その感覚器官→脳へ信号を伝える神経が感覚神経です。
一方、
おいしそうなリンゴがあるから食べよっと!
と考えて手を伸ばしてリンゴを取るという動作をする場合、脳の命令を筋肉に伝えることになります。
このときの脳→筋肉へと信号を伝える神経を運動神経といいます。
感覚神経と運動神経をまとめて末しょう神経と呼びます。
脳は、感覚器官で受け取り感覚神経で伝わってきた刺激の信号に対して、どのように反応するかを決定します。
実はこの刺激に対する反応を決めるのは脳だけではありません。
背骨の中を通っている「せきずい」という部分もそのはたらきがあります。
せきずいと脳はまとめて中枢神経と呼ばれます。
反射
例えば、めちゃくちゃ熱いものに手を触れたときには無意識に手を引っ込めることがありますよね。
それから目の前にボールが飛んできたときに無意識にまぶたを閉じるとき。
さらには梅干をみるとだ液が出てくるときも。
このような、刺激に対して無意識に起こる反応のことを反射といいます。
「手を握られたときに握り返す」という場合には
感覚器官
↓
感覚神経
↓
せきずい
↓
脳
↓
せきずい
↓
運動神経
↓
筋肉
という流れで刺激の信号・命令の信号が伝わります。
これに対して熱いものに触れたときに手を引っ込めるという反射では、
感覚器官(熱っ)
↓
感覚神経
↓
せきずい(ヤバイ!引っ込めろ)
↓
運動神経
↓
筋肉
という流れで伝わります。
脳を経由していないのがわかりますね。
これは、脳を経由しないことにより時間のロスを最小限にし、やけどしないようにするためです。
人間の体は、危険な状況においては脳の代わりにせきずいが命令を下すことができるようになっているのです。
解説は以上です!ここからクイズです。レッツチャレンジ!
中学2年理科 人体「刺激と反応」クイズ10問
クイズは以上です!