こんにちは。個別指導塾の現役塾長です。
このページでは中学社会の世界地理より、「ヨーロッパ」について解説します。
定期テストや入試に出やすいポイントをまとめており、後半はクイズで復習することもできます。
ぜひうまく活用してください!
先にクイズにチャレンジしたい人は目次からクイズを選んでください。
世界地理「ヨーロッパ」ポイントまとめ
【ヨーロッパの地形・気候】
【北部】ノルウェー・フィンランド・スウェーデンなど
・冷帯で針葉樹林が広がる
・スカンディナビア半島の大西洋岸にフィヨルド
・白夜
【中部】フランス・ドイツなど
・温帯(イギリス・フランスなどは西岸海洋性気候)
・平原が広がる
・ライン川やドナウ川などの国際河川が流れる
【南部】スペイン・イタリアなど
・温帯(地中海性気候)
・アルプス山脈
☝フィヨルドとは、氷河による浸食作用によって形成された奥深い湾や入り江のことをいいます。地図上で見るとギザギザの海岸になっているのが特徴です。
日本にはリアス海岸という、同じくギザギザな海岸があるのですが、でき方が全く異なります。リアス海岸は谷が沈降してできた入り江です。
☝西岸海洋性気候は、暖流と偏西風の影響により、高緯度のわりに冬でも温暖という特徴があります。
☝地中海性気候は、夏に乾燥し、冬に雨が降るという、日本人からするとちょっと不思議な感じの気候です。
夏にあまり雨が降らないので、乾燥に強いオリーブ・ブドウや柑橘類を栽培しています。だからイタリアではオリーブオイルを使ってパスタを食べ、ワインもよく飲むのですね。
☝国際河川とは、各国の船が自由に航行できる川のことです。
【ヨーロッパの産業】
【農業】
・北部・中部で混合農業
=「穀物・飼料作物」+「家畜の飼育」
・地中海式農業
=夏にオリーブ・ブドウ、冬に小麦
・北部で酪農
=乳牛の飼育と乳製品の加工
【工業】
・イギリス・ドイツ・フランスで盛ん
・先端技術産業が発達
【EU(ヨーロッパ連合)】
・本部はベルギーのブリュッセル
・共通通貨ユーロ
・イギリス・スイス・ノルウェーなどが非加盟
☝イギリスは2020年にEUを離脱しました。
【ドイツ】
・首都ベルリン
・1990年に東ドイツと西ドイツが統一
・EU最大の工業国→ルール工業地域
☝ルール工業地域は、ルール炭田があることや製品の輸送に便利なライン川があることで発達しました。鉄でできた製品は重いので船で運ぶため、ライン川があると便利なんですね。
【フランス】
・首都パリ
・EU最大の農業国→小麦
・原子力発電
☝フランスで小麦の生産・輸出が多いのは「フランスパン」から想像しやすいですね。
☝フランスは世界で最も原子力発電の比率が高い国で、電気の約70%を原子力で発電しています。
【イギリス】
・首都ロンドン
・産業革命が最初におこった国
・北海油田
・ユーロトンネル
☝「ユーロトンネル」はイギリスとフランスを結ぶ海底トンネルです。
【イタリア】
・首都ローマ
・南北で経済格差
・地中海式農業
☝ローマには世界一小さい国「バチカン市国」があります。
☝イタリアは北部で工業が発達しているため、南北で経済の格差があります。
【オランダ】
・首都アムステルダム
・ポルダー
・ユーロポート
☝ポルダーというのは干拓地のことで、オランダの国土の25%がこの干拓地です。
☝ユーロポートとは、国際河川ライン川の河口にあるEUの共同港のことです。
解説はここまでで、この後はクイズです⇩
頑張ってください!
中学社会 世界地理 ヨーロッパクイズ 13問
解説・クイズは以上です!