【クイズで勉強！】中1地理「オセアニア」テストに出やすいポイントまとめ

こんにちは！個別指導塾の現役塾長です。

このページでは、中1社会の「オセアニア」について解説します。

テストに出やすいポイントを分かりやすく解説し、後半には復習クイズもありますので、楽しく学んでください！

それでは早速いってみましょう！

オセアニアの地域と自然

オセアニアとは、上の地図のようにオーストラリア大陸と、ニュージーランドをはじめとする太平洋の島々からなる地域です。

世界には造山帯が2つありましたね。

環太平洋造山帯とアルプスヒマラヤ造山帯。

オセアニアには、環太平洋造山帯に属する地域も多く、その造山帯のはたらきでメラネシア～ニュージーランドには大きな島々が連なっています。

また、ミクロネシアやポリネシアにはサンゴ礁の島や火山島が多くなっています。

ほとんどの地域が熱帯に属しています。

つまり年中暑くて降水量が多いです。

オーストラリア

写真は「エアーズロック（ウルルともよぶ）」という周囲10ｋｍの一枚岩です。

エアーズロックや、約2,000ｋｍにわたるサンゴ礁のグレートバリアリーフは世界自然遺産に登録されています。

中東部に広がる大鑽井（だいさんせい）盆地は大部分が乾燥帯で、掘り抜き井戸により水を得ています。

オーストラリアの首都はどこだか知っていますか？

シドニー？メルボルン？

どちらも違います。

正解はキャンベラです。

キャンベラは、オーストラリアの人口ランキング的には8位（2019年）で、それほど大きな都市ではないのです。

これは、シドニーとメルボルンという二大都市がどちらも「首都やりたい！」と譲らなかったため、「新しい首都を作ろう」とできた都市であるためです。

もともとアボリジニという先住民が住んでいたんですが、18世紀後半からイギリス人が移住しはじめ、その後中国人も移住しました。

20世紀初めに成立したオーストラリア連邦政府は白豪主義により中国人など白人以外の移民を制限しました。

でもだんだんアジアの国々も発展してきて、「アジア排除とか言ってられないな」と判断し、白豪主義をやめます。

その結果、さまざまな文化を受け入れる国、つまり多文化社会となりました。

オーストラリアの内陸部は大体乾燥帯なんですが、その中でも比較的降水量の多い地域では牛の放牧が行われています。

それよりも降水量が少ない大鑽井盆地では、掘り抜き井戸を利用した羊の放牧をしています。

また、温帯の南西部や南東部では、小麦の栽培と羊の飼育を組み合わせた農業や都市向けの野菜・果実の栽培、酪農を行っています。

オーストラリアは広い土地をもっているので、資源が豊富です。

【東部】：石炭

【西部】：鉄鉱石

【南西部・北部】：ボーキサイト

これらの地域と、とれる資源を覚えましょう。

さらに、内陸では金・鉛・亜鉛・銅などを産出しています。

このオーストラリアの鉱産資源は日本にとって非常に重要です。

なぜなら、日本は石炭・鉄鉱石をオーストラリアから最も多く輸入しているからです。

イギリスの植民地だったため、昔はイギリスが最大の貿易相手国だったんですが、現在は中国や日本との貿易が盛んです。

イギリスとオーストラリアは遠いですからね。

で、その今は仲良しな国たちと経済的に協力していこうということで、ＡＰＥＣ（アジア太平洋経済協力会議）を作ることを提唱しました。

この会議は1989年に発足してから、ほぼ毎年開かれています。

ニュージーランド

ニュージーランドはオーストラリアの南東に2,000ｋｍほど離れた所に位置しています。

2つの主要な島と多くの小さな島々で構成されています。

羊とキウイフルーツの国というイメージですね。

（キウイフルーツはニュージーランド固有のキーウィという鳥から名づけられました。）

首都はウェリントンですが、最大都市はオークランドです。

人口は約500万人（2020年）です。

温帯に属していて過ごしやすいようですね。

温帯には3つの気候がありました。覚えていますでしょうか？

・温暖湿潤気候
・西岸海洋性気候
・地中海性気候

この3つでした。

このうちニュージーランドは西岸海洋性気候に属します。

また、環太平洋造山帯に属しているので、火山や地震も多い地域です。

先住民はマオリです。

オーストラリアの少し後にイギリスの植民地となり、20世紀のはじめに独立しました。

オーストラリアは白人中心主義だったので、先住民のアボリジニは90％以上減ってしまいましたが、ニュージーランドではマオリとうまく共存できているようです。

羊や肉牛の牧畜、酪農が盛んです。

羊毛生産量は世界有数で、2019年のデータでは中国、オーストラリアに次いで第3位でした。

やはり身近な国オーストラリアが主な貿易相手で、ＡＰＥＣにも参加しています。

解説は以上です。ここからは復習クイズです。Good Luck！！

クイズは以上です！