こんにちは!個別指導塾の現役塾長です。
このページでは、「受動態」について解説します。
解説の後には復習クイズもありますので、テスト勉強・受験勉強に役立ててください。
先にクイズにチャレンジしたい人は目次からクイズを選んでくださいね。
受動態の基本形
【基本形】
「be動詞+動詞の過去分詞形」
【意味】
~される、されている、された
まずは受動態ではなく、能動態と呼ばれる普通の文章をみてみましょう。
He wrote the book.
(彼がその本を書いた。)
Heが動作をする人で、the bookが動作を受けるもの(目的語)ですね。
これが受動態になるとこうなります。
The book was written by him.
(その本は彼によって書かれた。)
このように、動作をする人と動作を受けるもの(人)がひっくりかえるのが受動態です。
ひっくり返したら、動詞の部分をbe動詞+過去分詞の形にするだけで完成です!
過去分詞ってなに?
って思う人もいるかもしれませんね。
過去形と同じ形のものも多いんですが、上のwrittenのように形が変わってしまうものもあります。
残念ながらこれは覚えるしかありません。
代表的な動詞の変化を表にしました。
原形 | 過去形 | 過去分詞形 | |
---|---|---|---|
~を建てる | build | built | built |
~を買う | buy | bought | bought |
~を捕まえる | catch | caught | caught |
来る | come | came | come |
~を切る | cut | cut | cut |
~を飲む | drink | drank | drunk |
~を食べる | eat | ate | eaten |
~を見つける | find | found | found |
~を得る | get | got | got(gotten) |
~を与える | give | gave | given |
行く | go | went | gone |
~を持っている | have | had | had |
~を聞く | hear | heard | heard |
~を知っている | know | knew | known |
~を出発する | leave | left | left |
~を作る | make | made | made |
~に会う | meet | met | met |
~と言う | say | said | said |
~を見る | see | saw | seen |
~を売る | sell | sold | sold |
~を送る | send | sent | sent |
~を話す | speak | spoke | spoken |
泳ぐ | swim | swam | swum |
~を取る | take | took | taken |
~を教える | teach | taught | taught |
~に言う | tell | told | told |
~と思う | think | thought | thought |
~を書く | write | wrote | written |
規則動詞と呼ばれる、過去形つくるときにedとかdだけつければよい動詞は、過去分詞形もedやdをつけるだけでOKです。
(例)
playーplayedーplayed
useーusedーused
studyーstudiedーstudied
否定文・疑問文の作り方
受動態はbe動詞を使っていますね。
ということは、be動詞の否定文・疑問文のルールがそのまま使えます。
つまり、
「be動詞の後ろにnotで否定文」
「be動詞を前に持ってくれば疑問文」
ということですね。
例を挙げます。
肯定文:This cake was made by my mother.
否定文:This cake was not made by my mother.
疑問文:Was this cake made by my mother?
Yes , it was. / No , it wasn’t.
目的語が2つある文の受動態
受動態って目的語が前に来るのが基本でしたね。
でも、目的語が2つある文もあるんです。
Ken gave me a present.
この文では、「me」と「a present」の2つが目的語になっています。
そのため、受動態も2パターンできちゃいます。
I was given a present by Ken.
(私はケンによってプレゼントを与えられた。)
A present was given to me by Ken.
(プレゼントはケンによって私に与えられた。)
ただし!
目的語を2つとる文から、必ず2パターンの受動態ができるわけではありません。次の例を見てみましょう。
能動態:Ken made me a chair.
(ケンは私にイスを作ってくれた。)
受動態:A chair was made for me by Ken.
(イスはケンによって私のために作られた。)
「I was made」にしちゃうと、「私が作られた」ってことになっておかしくなっちゃいますね。
by以外の前置詞を使う受動態
be interested in~
(~に興味がある)
be surprised at~
(~に驚く)
be known to~
(~に知られている)
be covered with~
(~におおわれている)
be filled with~
(~でいっぱいである)
be made of~
(~でできている(材料))
be made from~
(~から作られる(原料))
この辺は、「受動態だから~」って考えるよりも、連語表現として覚えてしまうのが良いと思います。
be made of と be made from の違いは、もとの形からの変化の度合いです。
原形をとどめている場合はofを使い、とどめていない場合はfromを使います。
This table is made of wood.
(このテーブルは木でできている)
Cheese is made from milk.
(チーズは牛乳から作られる)
解説は以上です!
ここからは復習クイズです。頑張ってくださいね!
受動態クイズ15問
クイズは以上です!