こんにちは!個別指導塾の現役塾長です。
今回は中学社会の公民より「現代社会」について解説します。
・グローバル化
・情報社会
・少子高齢化
これらの言葉について理解できます。
理解した後は、クイズで復習もできますので、テスト勉強や受験勉強に活用してください!
先にクイズにチャレンジしたい人は目次からクイズを選んでくださいね。
現代社会のキーワード解説
【重要キーワード】
①グローバル化
②国際分業
③情報社会
④少子高齢化
⑤社会集団
⑥公共の精神
⑦伝統文化
⑧科学技術
⑨文化の多様性
⑩異文化理解
⑪対立と合意
⑫効率と公正
順に解説します。
①グローバル化
現代では飛行機に乗れば結構離れた国にも1日で行けてしまいますね。海外のサイトやYouTubeで、日本以外の情報を集めることも簡単にできます。
このように国境を越えて人・もの・お金・情報が行き交うことによって、世界の国々が政治的・経済的・文化的に結びつくことをグローバル化といいます。
交通の発達や情報通信技術の進歩によってグローバル化が進んでいるのね!
②国際分業
グローバル化が進むといろいろな国がたくさん貿易をするようになりますね。
日本は精密機械や電気製品を作るのが得意ですが、その材料となる資源をあまり持っていません。
一方、資源はたくさんあるけど技術を持っていない国もあります。
日本はそういう国から資源を輸入して得意な機械を輸出しているのです。
このように、得意なものや豊富なものを輸出して、苦手なものや持っていない資源を輸入することを、国際分業といいます。
③情報社会
気になるアーティストの曲をYouTubeで聞いたり、勉強で分からないことをスマートフォンで調べたり、現代では必要な情報をすぐに手に入れることができるようになりました。
情報が人々の行動に影響を与え、情報そのものが価値を持つ社会のことを情報社会(IT社会)といいます。
情報社会に問題点はないのかしら?
いろいろあります。
・個人情報が漏れるかもしれない
・ネット依存
・サイバー攻撃
・ネットいじめ
私たちはこれらの問題についてきちんと考え、たくさんの情報から必要な情報を選び取る力を養っていかなければなりません。
このような正しく選び取る力をメディアリテラシーといいます。
④少子高齢化
これはイメージしやすいですね。
子どもが減って高齢者の割合が大きくなることです。
衛生環境の向上や医療の進歩、福祉の充実などにより、昔より長生きできるようになっています。
江戸時代の平均寿命は40歳くらいとか言われますからね。
また、未婚化や晩婚化、子ども一人あたりの教育費の問題などから、生まれてくる子どもの数が減少してきています。
少子高齢化って何が問題なの?
いろいろありますが、主に次のような点が挙げられます。
・社会の活力が衰退する
・お金使う人が少なくなって経済が成長しない
・医療費が増える
・年金が足りなくなる
年金も医療保険も、「若い人(働く人)がお金を納めて、必要な人(お年寄りなど)に配る」という仕組みであるため、若い人が減ってお年寄りが増えるとお金が足りなくなってしまいますね。
解決のためには、
安心して子育てができる環境を整えること
高齢であっても元気な人が働きやすい環境を整えること
などが必要です。
⑤社会集団 ⑥公共の精神
家族や学校や企業や国家など、私たちが属している集団のことを社会集団といいます。
その中でも家族は最も身近な共同体で、社会の基礎となる単位です。
地域社会も社会集団の一つですが、現代では地域の人たちとのつながりはうすくなってきていますね。
安全で安心できる地域社会をつくるためには、地域の人たちと交流し、各自が郷土の一員として発展に貢献していくという公共の精神をもつことが重要です。
⑦伝統文化
長い歴史の中で形づくられ、伝えられてきた文化を伝統文化といいます。
「伝統的なもの」っていうとどんなものを想像しますか?
・法隆寺や東大寺
・能や歌舞伎
・茶道や書道
・祭り
・伝統工芸品
いろいろありますね。すべて伝統文化です。
これらの伝統文化を通して、礼儀など日本人の心を学ぶことができます。
⑧科学技術
科学技術が発達するといろいろと便利になります。
冷蔵庫で食べ物を長い間保存できますし、洗濯はボタン押すだけで完了します。車を使えば歩くよりずっと速く移動できますね。
一方で、公害や環境破壊、資源の枯渇などの問題につながることもありますし、クローン人間などは「命のコントロール」になってしまう可能性があります。
自然と共生して「地球にやさしい」社会を作りだす努力をしたり、一人ひとりがしっかりと考えて問題意識を持ったりする必要がありますね。
⑨文化の多様性 ⑩異文化理解
家に入るときに靴を脱がない国もありますし、刺身など生魚を食べる習慣のない国もあります。
挨拶のしかたにも、お辞儀をするとか握手するとかハグするなど、国や地域によって違いがありますよね。
このような違いを文化の多様性といいます。
グローバル化が進んだ世の中では、違いを理解して尊重しあうことが大切です。(異文化理解)
⑪対立と合意
例えば家族でお出かけするときに、
遊園地行きたい!
いやいや今日はららぽーとでしょ!
といった感じに意見が割れてしまうことがありますよね。
これが対立で、家族以外の社会集団でも起こります。
家族で意見が割れたときは、相談してみんなが納得できるところにおでかけしますね。これが合意です。
対立がおこったときには、お互いの話し合いによって合意を目指すことで、社会生活が維持されます。
⑫効率と公正
対立を解消して合意するときには、効率と公正が大切です。
効率とは、時間やお金、物や労力などの無駄を省くという考え方です。
例えば、学校で何かを決めるとき、全校生徒が体育館に集まって、全員の意見を聞いていくのはとても時間がかかってしまいますよね。その時間と労力の無駄を省くために、代表者による話し合いで決定するなどの工夫がされます。
公正とは、だれが見ても公平であることです。
例えば、学校全体のルールを3年2組の人たちだけで決定して、
「3年2組だけ休み時間延長!」
としたとします。
これはルールを作る機会が全校生徒に与えられずに公正でないですし、結果もみんな同じでないため公正と言えませんね。
解説は以上です!
ここからは復習クイズです。頑張ってくださいね。
中学社会 「現代社会」クイズ10問
クイズは以上です!